このレースは先週行われた阪神ジュベナイルフィリーズ同様、阪神芝1600mコースで行われる。
同じ距離、同じコース、同じ3歳馬の初めてのGⅠレースなのだが、その性質は大きく異なる。
牝馬の阪神JFは、牝馬クラッシック1冠目の桜花賞が正に阪神芝1600mという同条件で行われることから、現時点でその舞台を目指す実力馬が集うレースとなっている。ひと昔前までは朝日杯FSも同じ意味合いだったが、暮れの中山芝2000mのホープフルステークスがGⅠに昇格したことで様相が変わった。
牡馬のクラッシック1冠目の皐月賞は中山芝2000mで行われるレースであり、ホープフルステークスが同条件で行われるGⅠレースとなったことで、クラッシックを目指す馬は朝日杯FSではなくホープフルステークスに回るようになったのだ。
そのため、現在の朝日杯FSは短距離馬のスピード勝負的な意味合いが非常に濃くなっている。その証拠に、近年の連対馬はマイルより短い距離で勝ち負けしている馬がズラリと並んでいる。
そのような傾向から、①芝1600m以上しか経験していない馬は疑ってかかるべき②芝1200m、1400mで勝ち負けしていて道中の速い流れに戸惑わない馬を狙うべきだ。
指数上位は1位86④セリフォス、2位82⑥オタルエバー、同⑧プルパレイ、4位81⑬ジオグリフ、5位80⑦ダノンスコーピオン。
阪神芝1600mの種牡馬ランク1位はディープインパクト、2位ハーツクライ、3位ロードカナロア、4位ダイワメジャー、5位キズナ。朝日杯FSに限定すると阪神開催となった2014年以降でディープ産駒が3勝、3着2回、キンカメ産駒が1勝、2着2回、3着1回、ダイワメジャー産駒が1勝、3着1回、ハーツクライ産駒が1勝、ロードカナロア産駒が2着1回という結果。
本命はディープ産駒⑪ドーブネとした。芝1600m以下の距離で連勝しておりスピードの勝ったタイプなので、マイルの速い流れには十分対応可能と見る。相手はキンカメ直仔リオンディーズ産駒の⑥オタルエバー。新潟2歳ステークスでは④セリフォスに負けているが、当時からの成長を見せたいところ。3番手はその④セリフォス。ダイワメジャー産駒で豊かなスピード、上手なレース運び等、現時点での完成度は1枚抜けている。もちろんこの馬が勝つ可能性は高いが、先週の1番人気ナミュールのように、この時期の2歳馬は何があるかわからないので、1番人気でもあり▲まで評価を下げた。
後はディープ直仔エイシンヒカリ産駒の①カジュフェイス、芝1600m以下で2連対のビッグアーサー産駒⑫エイシンマカオ、武騎手がホープフルステークスではなく朝日杯FSを選択したハーツクライ産駒の⑨ドウデュースまで押さえる。
【予想】
◎⑪ドーブネ
〇⑥オタルエバー
▲④セリフォス
△①カジュフェイス
△⑫エイシンマカオ
△⑨ドウデュース
【買い目】 合計¥5,000
馬連:本線⑥-⑪ ④-⑪ 各¥1,000
押え①-⑪ ⑪-⑫ ⑨-⑪ 各¥1,000
【結果】
1着⑨ドウデュース 1:33.5
2着④セリフォス
3着⑦ダノンスコーピオン
4着③アルナシーム
5着⑬ジオグリフ
やはり名手は馬のことがよくわかっている・・・ホープフルステークスではなく朝日杯を選択した武騎手の⑨ドウデュースが④セリフォスを競り落として勝利。3着の⑦ダノンスコーピオンまでで4着以下を離した感があり、この3頭は強い。
ただし、⑨ドウデュースはハーツクライ産駒。通常は晩成タイプで3歳秋から成長してくるので、この時期に勝ったことをどう捉えるか?早く仕上げ過ぎてしまって、この後凡走を繰り返すのか、能力が高すぎて現時点でこの勝ち方をしたのか、年明けのレースを見て評価してみたい。
また、3着の⑦ダノンスコーピオンは追ってから伸びるまで時間がかかる。腰にまだ甘さが残っているのか?カナロア産駒で今の阪神の馬場は必ずしも向いているとは思えないので、春が来て綺麗な芝になった時にどの程度パフォーマンスが上がるのか、先々が楽しみ。


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